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飛鳥宮跡の整備方針確認 明日香の検討委

飛鳥宮跡(高市郡明日香村)の整備案策定に向けて、村の専門家をまじえた「飛鳥宮跡保存活用構想検討委員会」が2013年10月10日に、「宮殿の規模や様子が感じられる可視化による歴史展示を推進」「(指定をめざす)世界遺産の中核資産としての価値の明確化」など6点の整備方針を確認しました。
委員長を務める田辺征夫・県立大特任教授(考古学)は「機械的な整備はやりたくない。たとえ整備案が決まったとしても、発掘調査で新たな事実が分かった場合や、修正がふさわしい場合などには、柔軟に対応する」と発言しています。
村ではこの方針に基づき今年度中に整備案を策定する予定です。
2013.10.11 MSN産経ニュース
【筆者注】
史跡の保存と活用のバランスは、慎重に考える必要があると思います。単なる好奇心を満足させるための物とせずに、古代史への関心を高め、史跡の保存への理解を普及させるような物が作られる事を望みます。