薬師寺(奈良市)で、約110年ぶりの解体修理が進む東塔(国宝・8世紀前半ごろ)の水煙などを展示する「東塔水煙降臨展」が下記により開催されます。
会期: 2013年9月16日から11月30日まで。
拝観時間: 8:30から17:00
拝観料: 500円 (別途伽藍拝観料必要)
問合先: 薬師寺 TEL: 0742-33-6001
東搭の水煙は創建当時から塔頂に飾られた相輪の上部に据えられて、塔を災いから守る祈りが込められ、笛を奏でたり、衣を翻して舞う24人の飛天が透かし彫りされています。
水煙が地上に降ろされるのは61年ぶり、「昭和の大修理」が行われていた同26年に、東京と大阪の百貨店で公開されています。
今回は境内の特別会場で、全長10メートル、総重量3トンの相輪を分割して展示。美しい水煙の飛天たちのほか、心柱を包む金属管に寺創建の由来を書いた「?銘(さつめい)」や最上部にある宝珠などを間近で見ることができます。
あわせて修理中の四天王像をはじめ東塔に安置されていた仏像8体なども公開されます。
2013年8月20日 奈良新聞
薬師寺公式 – 水煙降臨展