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遺跡・文化財関係

薬師寺行基など2像修復で新発見

薬師寺(奈良市)に伝わる奈良時代の高僧・行基(ぎょうき)らの木製像2体(高さ各約75 cm、江戸時代作)の傷みが激しくなっていたため、専門機関で修復塗り直しを行っていました。このたび作業が終わり、美しい姿となって2013年4月8日に金堂で開眼法要が営まれました。
修理の過程で内部からそれぞれ銘札が見つかり、行基と、薬師寺を開いたとされる祚蓮(それん)の像で、1753年に仏師・北川運長(うんちょう)により制作されたことが判明しました。2体の僧像と銘札は9~11日の間、同寺金堂で特別公開されました。
2013年4月9日 読売新聞(奈良)