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遺跡・文化財関係

大仏に寄進の記録神戸で発見

神戸市教育委員会は、深江北町遺跡(同市東灘区)で、仏教徒の寄付行為を示す「智識」や「天平十九年」(747年)と記された木簡が見つかったことを2013年4月10日に発表しました。
年代などから東大寺の大仏鋳造への寄進を記した内容と推定されています。都以外の地域で大仏造立に対する寄付を行ったことを記録した木簡が出土したのは全国初とみられています。
2013年4月11日 奈良新聞
【筆者注】
大仏の造立に当たって、広く全国に寄進を呼びかけたというのは有名な話ですが、実際に寄付を行った記録の文字史料の発見は初めてとのことです。大仏造立当時の実情を知る貴重な手がかりとなることが期待されます。