奈良国立博物館(奈良市)では、特別展「當麻寺~極楽浄土へのあこがれ」を2013年4月6日から6月2日まで開催します。
同寺本尊の「當麻曼荼羅」(期間限定、」下記参照)と極楽浄土信仰の拠点となった當麻寺のすがたを知ることが出来ます。草創期には弥勒如来を本尊とした寺院であり、後には密教化し、修験道(しゅげんどう)とも深く関わるなど、信仰を重層させてきた當麻寺の奥深い歴史とその魅力にも迫ります。(同展公式サイトより抜粋)
當麻曼荼羅(文亀本・重要文化財・奈良・當麻寺蔵) 展示期間:4月16日~21日、5月21日~6月2日
當麻寺|奈良国立博物館
観覧料: 一般1200円
※4月26日(金)以降の金曜日は午後7時まで開館
【筆者注】中将姫の発願と伝わる當麻曼荼羅をご本尊とする當麻寺は、もともと当地の豪族當麻氏の氏寺で、約1300年余の歴史を有するとされています。今回、はじめて博物館で同寺を特集した特別展が開催されます。弥勒如来を本尊として創建され、密教・修験道の進行を取り入れながら現代に至る當麻寺の歴史と信仰の魅力を知る良い機会となると期待されます。
なお、同時期に興福寺南北両円堂の公開もありますので合わせてお詣りされることをおすすめします。
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