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遺跡・文化財関係

藤原宮跡・東方官衙地区で礎石建物遺構発見

奈良文化財研究所(奈文研)が、藤原宮跡(橿原市)で、役所に相当する東方官衙(かんが)地区から初めて礎石を伴った格式の高い建物跡が見つかったことを25日に発表しました。官衙地区では確認例のない、瓦ぶきの建物であった可能性もあり、その性格が注目されるところです。
【筆者注】
飛鳥・藤原京については、最近10年ほどの調査で、従来考えられていたより大きな規模であった事など新たな事実の発見が続いています。国(奈文研)、県(橿考研)、橿原市、明日香村などが分担して各所の発掘調査を進めていますが、一年間に調査することの出来る範囲は限られており、その全貌が判明するにはまだ時間が掛かりそうです。今後の調査の進展が期待されます。
奈良新聞7/26