県立橿原考古学研究所(橿考研)は脇本遺跡(桜井市)で、前回調査で見つかった正方位に並ぶ柱穴が、大型の東西棟の掘立柱建物だったことが分かった、と19日に発表しました。
同所からは3、4世紀~6世紀の竪穴建物17棟の跡も検出されており、どの時代にどのような利用のされ方をしていたのか、今後の研究による解明が期待されます。特に7世紀後半の柱列は、大来皇女(おおくのひめみこ)が心身を清めた「泊瀬斎宮(はつせのいつきのみや)」との関連性も指摘されており、注目されています。
奈良新聞6/20
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