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遺跡・文化財関係

桜井市纒向学研究センター開所

纒向遺跡(桜井市))の調査研究拠点となる「桜井市纒向学研究センター」が今月同市内にオープンしました。
所長に元県立橿原考古学研究所総務企画部長の寺沢薫氏が就任し、市文化財課職員ら計9人で業務を進めるとのことです。会見で寺沢氏は、遺跡の解明を通じて国家の原点や文化、社会の出発点を探る総合的な学問として「纒向学」を提唱し、隣国の韓国や中国との研究者の交流も目指す考えを示しました。
朝日新聞(奈良)4/6 より抜粋
【筆者注】
邪馬台国論争はまだ決着したとは言えませんが、纒向遺跡の調査の進展は大きな決め手をもたらすかもしれません。
隣国との政治・経済面での関係は、昨今必ずしも良好な物ばかりではありませんが、古代からのこれらの地域との交流について理解を深めることは、お互いの国を尊重し健全な関係を作ることに貢献するかもしれません。「纒向学」が一時のブームに終わらず息長く発展していくことを祈念します。