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遺跡・文化財関係

平城京跡で播磨国産の鬼瓦出土

平城京跡の左京五条四坊八坪にて奈良市埋蔵文化財調査センターが土地区画整理事業に伴う調査を行った際に、播磨国(兵庫県南西部)で作られた8世紀の鬼瓦が出土した。
瓦は兵庫県姫路市の播磨国分寺や辻井廃寺の鬼瓦と文様が一致し、同一の木型からつくられた物と判明した。調査にあたった奈良市埋蔵文化財調査センターでは、「出土場所付近に播磨国の出先機関の建物があって、そこで使用された物である可能性が高い」と見ている。
出土した瓦は奈良市埋蔵文化財調査センター(奈良市大安寺西2丁目)で3月1日から30日まで展示されている。(平日のみ)
朝日新聞(奈良)3/1