東大寺(奈良市)は2014年12月16日、来年3月に行われる修二会(お水取り)に参籠する僧侶、練行衆(れんぎょうしゅう)の11名を発表しました。
本年と同様、戒を授ける和上を狹川普文師、法要を統括する大導師は橋村公英師が努め、今年初めて参加する「新入」は北河原公慈師です。
3月1日からの本行に備え、2月20日より「別火」とよばれる前行が行われます。「新入」の僧は他の練行衆より早く15日から別火に入ります。
奈良新聞 2014/12/17
投稿者: naranoia
奈良文化財研究所(奈良市)は、2014年12月11日に、藤原宮跡(橿原市)東部にある当時の役所エリアの「東方官衙(かんが)地区」で、楼閣か高床の倉庫とみられる建物の跡がみつかった事を発表しました。官衙地区から礎石を伴う建物跡が見つかるのは初めてのことです。
建物跡は東西約11 m、南北約8 mで、格子状に柱を数多く配置した「総柱」と呼ばれる構造で、柱の下に礎石を据えた格式の高い建物だったことが判明しました。
研究者は天皇などが民の様子を見るのに利用した楼閣状の施設だった可能性も指摘しています。
現地説明会は12月14日に開催されます。
問合先: 奈良文化財研究所 0744-24-1122
産経west 2014/12/11
奈良国立博物館(奈良市)で2014年10月24日から開催されていた第66回正倉院展が11月12日に終了しました。会期中の入場者は269,348人で、1946年の第1回からの通算入場者数が900万人を超えました。
本年は天皇皇后両陛下傘寿記念として、会期を例年より3日長い20日間とし、最終日の11月12日は入場無料としました。
読売新聞 2014/11/13
大和橘 ブランド化への動き
万葉集にも詠まれた奈良にゆかりの深いかんきつ系の樹木「大和橘」のブランド化を図る動きが広がっています。
2012年より「なら橘プロジェクト」では奈良市と明日香村を結ぶ幹線道路「中ツ道」の街道沿いや奈良市内の寺院の境内などに計約2千本の苗木を植樹しました。
取り組みは「橘街道プロジェクト」に発展し、近畿に点在する橘ゆかりの場所をつないで「スイーツ街道」を作り上げるなど地域活性化を目指しているとのことです。
MSN産経ニュース 2014/9/24
JR奈良駅東口歩道整備に伴い2014年9月21日よりバス乗り場が変更になっています。
今回は西口・東口間の発着場所変更は無く、東口発着の路線のうち県道上バス乗り場を使用していた路線の一部がバスターミナル内発着に変更になりました。
また、9月21日より一部路線の時刻が変更になっています。
奈良交通公式サイト
「大和さくらい万葉まつり」が2014年9月6日(土)桜井市で開催されます。
日時: 2014年9月6日(土)14:00~20:30
場所: 金屋河川敷公園特設会場
問合先: 大和さくらい万葉まつり実行委員会
TEL: 0744-42-9111(桜井市観光まちづくり課)
JR・近鉄桜井駅北口よりシャトルバス運行
万葉まつり 公式サイト
入江泰吉記念奈良市写真美術館(奈良市)では企画展「入江泰吉の眼~ファインダー越しの古代奈良~」を下記により開催しております。
会期 ~2014年9月28日(日)
開館時間 9:30~17:00(入館16:30まで)
入館料 一般500円
月曜(祝日の場合は翌日)休館、9月24日休館
8月31日まで「小中学生無料・正午から一般半額」実施。
常に奈良の歴史を念頭に置いて撮影し続けてきた写真家・入江泰吉 のこだわりと情熱が生んだ風景作品を、モノクロとカラー作品で紹介します。(同館公式サイトより)
なお、入江氏の作品と現代の風景を比較した「今昔写真展―斑鳩・山の辺・飛鳥・葛城編―」(観覧無料)は8月31日まで開催。
写真美術館公式サイト
2014年夏の天平祭は8月29日から31日まで開催されます。
開催時間 各日18:30~21:00(イベントにより異なります)、物販・飲食は16時から。
会場 平城宮跡(奈良市) 第一次大極殿、第一次朝堂院、朱雀門、佐伯門脇(曼荼羅ステージ)など
燈花会@大極殿は29~31日 各18:30~21:00 第一次大極殿 前庭
光の天平行列は29日・30日それぞれ19:30~20:00 第一次朝堂院~佐伯門
期間中毎日無料シャトルバス運行(西大寺駅南側発15:30~20:00(20分間隔)、JR奈良駅西口発16:30~20:00(20分間隔)
会場発 各21:30まで
天平祭公式
問合先: 平城京天平祭実行委員会TEL: 0742-25-0707[平日10:00~17:00]
元興寺(奈良市)所蔵、「紙製地蔵菩薩立像」(江戸時代)の内部に、小型の地蔵菩薩像が17体納められていたことが判明し、2014年8月19日元興寺文化財研究所が発表しました。
地蔵菩薩立像は紙を貼り重ねた張り子状のもので、修復のためX線撮影したところ、内部に木製地蔵菩薩像17体などが納められていることが確認されました。
壊れやすい紙製の仏像は全国で十数例しか残っていないとのことです。
この像は2014年8月23~24日、元興寺で開かれる地蔵会の際に初めて公開されます。
読売新聞(大阪) 2014/8/20