橿原市博物館(旧・千塚資料館をリニューアル)は2014年4月1日に開館しました。現在、下記により開館記念企画展を行っています。
企画展「里ひらく‐京奈和自動車道の築造と遺跡の新発見‐」
会期: 2014年4月1日~6月1日
展示会概要(同展案内より)
橿原市の西部から大和高田市、御所市にかけての地域は、これまで遺跡の存在は想定されていたものの発掘調査の件数が少なく、「遺跡の空白地帯」と言われていました。
しかし、近年の京奈和自動車道築造に伴う発掘調査により、次々とその姿が明らかとなっています。
歴史に憩う橿原市博物館 – 開館記念企画展
問合先: 「歴史に憩う橿原市博物館」TEL: 0744-27-9681
毎年4月の第一日曜日(2014年は4月6日)には千塚古墳群周辺で被葬者らを供養する慰霊祭「千塚まつり」が開催されます。
大和路アーカイブ – 千塚まつり
カテゴリー: 古墳
~石舞台古墳プロジェクション~つらなり
石舞台古墳の石室内壁をまるごとスクリーンにして、三瀬夏之介氏の作品イメージを投影します。明日香村の風景を組み込み動的な動きを持たせることで、神秘的な映像ショーを展開します。
会期: 2014年3月11日(火)~3月22日(土)
会場: 石舞台古墳(石室内)
上映時間: 13:00~16:45
※投影時間5分間、間に10分間の間隔を空けて上映
入場料: 一般250円(石舞台古墳入場料)
主催:明日香村・奈良県立万葉文化館・あすかサポート共同体
問合先: 明日香村地域振興公社 TEL: 0744-54-4577
あすかであそぼう(明日香村地域振興公社公式)
2014年1月30日 奈良新聞
橿原市では同市千塚資料館をリニューアルして「歴史に憩う橿原市博物館」として2014年4月の開館を目指しています。(4/1 開館予定)
同館は4世紀から6世紀にかけて築かれた円墳など約600基が集まる国史跡新沢千塚古墳群に位置し、資料館は昭和53(1978)年に開館しました。
新博物館は1階に事務所や収蔵庫、2階に常設展示室(247平方メートル)と特別展示室(77平方メートル)を配置。常設展示室は「かしはらの夜明け」「新沢千塚とその時代」「藤原京の時代」「京との訣別(けつべつ)」の4テーマに分けて、市の歴史を紹介するものです。
特別展示室では、設備が整うことで重要文化財も展示できるようになります。市では開館する平成26年度中に、東京国立博物館が所蔵する126号墳出土品の里帰り展を計画しています。
博物館公式サイト (2014.3.5現在 準備中)
問合先: 生涯学習部文化財課 TEL: 0744-47-1315
高市郡明日香村の天武・持統天皇陵(7世紀後半)に日本考古学協会など15学会の代表16人が立ち入り調査を行いました。
立ち入りを許されたのは、ほかの陵墓と同じく墳丘の裾までですが、1時間半にわたり、地表や地形を見て回って、いくつかの成果がありました。実際に見たからこそわかることが何点か確認され、調査後に橿原市で行われた検討会でも活発な議論が交わされました。
今回、八角形を示す角の部分は、土に埋もれて見えず、宮内庁が角部分に打ち込んだ杭(くい)をたどって歩き、八角形と推測したにとどまりました。明治時代に埋め戻され、どこにあるか不明になっている石室の入り口も確認できず「下からでは、頂上部の様子はわからない」と、上部まで立ち入れないもどかしさを訴える声も上がりました。
調査にあたった研究者らは、宮内庁が「静謐(せいひつ)」を守るためとして、長く非公開としてきた陵墓の立ち入り調査が定着したのは喜ばしいとしながらも、制約の多さから調査をさらに実のあるものにするためにも、今後の改善が望まれるという感想を述べています。
(2014年3月2日 読売新聞)
天理市萱生町の前方後円墳・ヒエ塚古墳で発掘調査を行い、墳丘を飾った葺石(ふきいし)と周囲を巡る周濠(しゅうごう)跡が出土したことを市教委が2014年2月24日に発表しました。
埴輪(はにわ)が見つからなかったことなどから、埴輪が広まる前の古墳時代前期前半(3世紀後半~4世紀初め)に築造された可能性がさらに高まったとしています。
ヒエ塚古墳は全長130 mで、初期の巨大前方後円墳が集中する大和(おおやまと)古墳群の一つ。史跡指定に向けた調査の一環で、後円部の南の58 平方メートルを発掘した結果、墳丘の裾で葺石(長さ約10~20 cm)と、それを支える基底石(同約30 cm)を確認しました。
墳丘の周りでは幅4.1ートルの周濠跡が長さ2メートル分出土しました。
市教委文化財課の担当者は「大和古墳群の中でもとりわけ早い時期に築造されたと考えられる。初期大和王権の有力者が埋葬されているのではないか」と指摘しています。
現地説明会は3月2日に開催されます。
問合先: 天理市文化財課 TEL: 0743-65-5720
(2014年2月25日 読売新聞)
飛鳥資料館(高市郡明日香村)では2014年2月14日より企画展「飛鳥の考古学2013」を開催します。
会期: 2014年2月14日(金)?3月16日(日)※月曜休館
場所: 飛鳥資料館 特別展示室
開館時間: 午前9時?午後4時半(入館は午後4時まで)
観覧料金: 一般260円
主な展示品
○国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区内遺跡出土品(奈良文化財研究所・橿原考古学研究所・明日香村教育委員会)
○甘樫丘東麓遺跡(飛鳥・藤原171次)出土品(奈良文化財研究所)
○飛鳥京跡苑池(第7次調査)出土品(橿原考古学研究所)
ほか
ギャラリートーク
日時:2月22日(土)・3月9日(日) 午後1時半~
会場:飛鳥資料館 特別展示室
*事前申し込み不要
飛鳥資料館 – 冬期企画展
2014年2月7日 奈良新聞
気軽に読める古墳の入門書「楽しい古墳案内」
邪馬台国の女王・卑弥呼の墓説もある箸墓古墳(桜井市)や「飛鳥美人」の壁画で有名な高松塚古墳(明日香村)など、県内外の古墳を紹介した「太陽の地図帖23・楽しい古墳案内」が、平凡社から出版されました。
岡山大学の松木武彦教授(日本考古学)が監修した古墳の入門書で、桜井市出身のお笑いコンビ笑い飯・哲夫さんらのエッセイなどもあり、さまざま角度から古墳の魅力に迫ります。
天理市立櫟本(いちのもと)小学校では地域と連携して「はにわ祭り」を開催しています。本年は15回目となり2014年2月1日(土)に開催されます。
ぜんざい、はにわ汁のふるまい、ウォークラリー、はにわ野焼きなどの他、市文化財課担当者による講演「櫟本校区の古墳の話」もあります。
櫟本小学校公式(ポスター画像有)
邪馬台国の女王卑弥呼の墓とする説もある箸墓古墳(桜井市、3世紀中ごろ~後半)から出土した遺物を一堂に集めた特別展「HASHIHAKA」が桜井市立埋蔵文化財センターで開催されています。
同古墳は日本列島で最初の巨大古墳で、前方後円墳などが築かれた古墳時代の始まりを考える上で最も重要な古墳とされますが、墳丘は陵墓として宮内庁が管理し、立ち入りが禁止されています。
特別展では、宮内庁や県立橿原考古学研究所が所有する遺物が地元に里帰りしています。市教育委員会所有のものも含めて、同古墳関連遺物が揃うは初めてのことで、パネルを含む189点を展示しながら、最新の研究成果を紹介しています。
会期: 2014年1月16日~3月23日
休館日: 毎週月曜日、火曜日、祝日の翌日(祝日の翌日が火曜日の場合は水曜日)
入館料: 一般200円
同展関連イベントとして以下のものが予定されています。
3月1日 箸墓古墳の模型づくりの体験講座、子どもの部は午前10時から、大人の部は午後2時から。各部先着25人、参加費300円。
3月8日 箸墓古墳周辺(墳丘外)を歩きながら検証する遺跡ウオーク(先着30人)。
3月15日 周辺の古墳群を巡る(先着100人)。参加費100円。
3月16日 市民会館でシンポジウム「箸墓再考」、午前9時半開演、先着1200人、参加無料、要資料代。
関連イベントは往復はがきでの申し込みが必要。
問合先: 桜井市立埋蔵文化財センター TEL: 0744-42-6005 桜井市広報(pdf)
2014年1月17日 奈良新聞
葛城市歴史博物館では特別展、『観音菩薩立像』 -今在家 観音寺の仏像-を開催しています。
会期: 2013年12月20日(金)~2014年1月19日(日)
休館日: 毎週火曜日、第2・4水曜日
入場料: 一般200円
また、歴史文化講座「葛城学へのいざない」を開催しています。
毎月1回同館職員や外部の研究者が講師となる「葛城」に関係する内容の、歴史文化講座です。
1月の講座は下記の通りです。
日時: 2014年1月18日(土) 14:00~
演題: 飯豊陵古墳のつくられた時代 講師: 千賀 久(同館館長)
参加料等:無料 要事前申込
日時:
会場: 葛城市歴史博物館あかねホール
問合・申込先: 葛城市歴史博物館 TEL: 0745-64-1414
葛城市歴史博物館 – 葛城学へのいざない