東大寺(奈良市)は2014年12月16日、来年3月に行われる修二会(お水取り)に参籠する僧侶、練行衆(れんぎょうしゅう)の11名を発表しました。
本年と同様、戒を授ける和上を狹川普文師、法要を統括する大導師は橋村公英師が努め、今年初めて参加する「新入」は北河原公慈師です。
3月1日からの本行に備え、2月20日より「別火」とよばれる前行が行われます。「新入」の僧は他の練行衆より早く15日から別火に入ります。
奈良新聞 2014/12/17
タグ: 修二会
人形浄瑠璃文楽の最長老で人間国宝の太夫、竹本住大夫さん(89)が2014年3月26日に、薬師寺(奈良市)の修二会(花会式)で文楽を奉納しました。
竹本さんの花会式での奉納は2010年以来4年ぶりで、今年5月の東京公演を最後に引退することを表明しており、今年で最後の奉納となります。
2014年3月27日 奈良新聞
東大寺二月堂では「お水取り」として知られている「修二会」が毎年3月1日から15日まで実施されます。現在、2014年3月1日より執り行われています。修二会は「練行衆」とよばれる11名の僧侶が衆生に代わって十一面観音に日頃の過ちを悔いて許しを請う仏事で、正式には「十一面観音悔過」とよばれます。
「お水取り」は「修二会」でおこなわれる行法(仏事)のうち、12日の深夜(13日の未明)若狭井から水をくみ上げる行事をさします。
期間中に行われる行法の内容や、練行衆の役割分担棟については下記リンク先をご参照ください。
東大寺公式 – 修二会
「こよみの学校」東大寺修二会
(新規記事追加後は http://www.543life.com/campus27.html )
2014年2月24日 奈良新聞
2014年3月1日より東大寺二月堂で行われる修二会(お水取り)に備え、参籠する練行衆らは「別火」と呼ばれる俗世界と離れた合宿生活を行い心身を清めながら法会で使用する様々な道具の準備を行います。
2月23日には法会中の堂内を飾るツバキの造花を準備する「花ごしらえ」が行われました。
造花は木の芯に黄色の紙のしべを巻き、紅白の紙の花びら5枚を貼り付け制作。別火坊の座敷に敷かれたゴザの上で、車座になった練行衆らが慣れた手つきで400個作りました。
完成した色鮮やかな造花はおけの中にぎっしりと詰められ、まるで本当に花が咲いたようです。27日に本物のツバキの枝に取り付けわれて、二月堂に運ばれます。
このほか、南天の実を使った飾りや堂内の明かりとなる灯明の灯心を作る作業も行われています。
2014年2月22日 奈良新聞
2014年2月21日、東大寺二月堂の修二会(お水取り)に参加する練行衆が境内の諸堂を巡拝して行中の無事を祈る「社参(しゃさん)」が行われました。
午後1時過ぎ、和上の普文さんを先頭に練行衆11人が、一列になって身を清める前行を行っている合宿所の別火坊を出発。大仏殿や初代別当の良弁僧正をまつる開山堂など、開創に関わる諸堂を巡りました。途中、平衆(ひらしゅう)と呼ばれる練行衆が4カ所でほら貝を吹き鳴らしました。
二月堂下の湯屋では「試みの湯」があり、参籠(さんろう)の意志を確認する作法を行い、一同で入浴して身を清め、入浴後は二月堂の舞台に上がって聖武天皇陵を遥拝(ようはい)しました。
修二会は2014年3月1日未明より行われます。
東大寺修二会 大導師が試別火入り
東大寺(奈良市)二月堂の修二会(お水取り)は毎年3月1日から半月にわたり行われます。それに先立ち、2014年2月15日に、修二会で大導師を勤める橋村公英師が他の練行衆(れんぎょうしゅう)より一足早く試別火(ころべっか)入りしました。
別火は修二会に参加する僧侶(練行衆)が、本行の前に世間と火を別にして生活し、修二会で使用する造花などの法具の準備や声明の稽古をしながら心身を浄化する前行です。現在は同寺境内にある戒壇院の庫裏が別火坊として使われています。
大導師は修二会の法要全体を統括する役で、初めて勤める人は他の練行衆より5日早く別火坊に入るしきたりになっています。
2014年2月16日 奈良新聞
2014年2月10日 奈良新聞
毎年3月1日より東大寺で開催される修二会に使用される松明などの材料となる竹を奉納する「竹送り」が2014年2月9日に、奈良市雑司町の同寺で行われました。
恒例により50年以上般若寺町から竹が届けられ、10年ほど前からは町内の友人らと「仁伸会」を立ち上げ一般参加もできる形で奉納しています。
奈良国立博物館(奈良市)では、恒例の特別陳列「お水取り」を開催します。
会期: 2014年2月8日~3月16日
場所: 奈良国立博物館 西新館
休館日: 2月17日(月)、24日(月)
※会期中の月曜日のうち、2月10日、3月3・10日は開館します。
入場料: 一般500円 (通常展入場料)
奈良に春を呼ぶ行事とされる東大寺二月堂の「お水取り」は、正式には修二会(しゅにえ)といい、本尊・十一面観音菩薩に日頃の罪過を懺悔(さんげ)して五穀豊穣・除災招福を祈る、「悔過(けか)」という儀式です。
天平勝宝四年(752)以来「不退の行法」として、戦乱や火災などの幾度かの危機を乗り越えながら、1262回の長い歴史を刻んできました。お水取り」の儀式は3月12日の深夜に行われますが、2月20日から月末までの前行(別火)、3月1日から14日(15日未明)までの本行を合わせ、約1ヶ月間にわたり様々な儀礼が執り行われます。
この期間に合わせて毎年国立博物館で行う本展は、法会にかつて使用された法具や、儀式の有様を伝える文書、東大寺ゆかりの絵画・出土品などの展示品を通じて、あまり一般には知られていない「お水取り」の実相を紹介するものです。
奈良国立博物館 – 特別陳列「お水取り」
展示に関する問合先: ハローダイヤル TEL: 050-5542-8600
東大寺(奈良市)で2014年3月1日から2週間にわたって開催さされる二月堂修二会(しゅにえ、お水取り)に参籠(さんろう)する練行衆(れんぎょうしゅう)11人を2013年12月6日に発表しました。
練行衆は、戒を授ける和上や行法の中心となる大導師ら「四職(ししき)」4人と、様々な役務をこなす「平衆(ひらしゅう)」7人の計11人で構成されます。
修二会は奈良時代に始まり、一度も途絶えたことの無い伝統行事で、来年は1263回目となります。
練行衆の氏名等はリンク先をご参照ください。
問合先: 東大寺 TEL: 0742-22-5511
MSN産経ニュース 2013.12.17