弥生時代の集落跡「唐古・鍵遺跡」(田原本町)で、出土した土器を改めて調査し、再整理する作業を町教委が進めています。重要な土器の情報を集めた「土器台帳」を整備するほか、土器以外の遺物についても台帳を作製し、弥生の大集落の社会構造を明らかにすることが狙いです。
再整理対象は、土器の管理システムが確立する前の昭和57年~平成4年に出土した土器で、コンテナ容器約3千個分に上ります。
町教委文化財保存課は「土器の特徴などのデータを蓄積することで遺跡の特殊性を明らかにし、他の弥生遺跡と比較する『大集落の基準』を作りたい。それによって集落研究が進むと思う」としている。
MSN産経ニュース 2014.1.10