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古建築 寺社 遺跡・文化財関係

薬師寺境内で謎の建物遺構発見

2014年2月14日 奈良新聞
奈良文化財研究所(奈良市)は2014年2月13日、薬師寺(奈良市)境内で、十字型の建物「十字廊(じゅうじろう)」跡が見つかり、建物や基壇の規模が判明したと発表しました。同寺独特の施設で、奈良時代後半に建てられたと推定されています。北側では参道とみられる石敷きも見つかり、古代寺院の伽藍(がらん)の様相を知る貴重な成果とされます。
十字廊の役割はい、今のところ判明していませんが、「食殿(じきでん)」の別称から、僧侶の食事に使われた食堂に関連した施設との説もあります。
 遺跡の現地説明会は15日午後1時30分から。少雨決行。境内のため拝観料が必要。問い合わせは同研究所研究支援課、電話0742(30)6736。