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東大寺修二会 大導師が試別火入り

東大寺(奈良市)二月堂の修二会(お水取り)は毎年3月1日から半月にわたり行われます。それに先立ち、2014年2月15日に、修二会で大導師を勤める橋村公英師が他の練行衆(れんぎょうしゅう)より一足早く試別火(ころべっか)入りしました。
別火は修二会に参加する僧侶(練行衆)が、本行の前に世間と火を別にして生活し、修二会で使用する造花などの法具の準備や声明の稽古をしながら心身を浄化する前行です。現在は同寺境内にある戒壇院の庫裏が別火坊として使われています。
大導師は修二会の法要全体を統括する役で、初めて勤める人は他の練行衆より5日早く別火坊に入るしきたりになっています。
2014年2月16日 奈良新聞