県立橿原考古学研究所(橿原市)は、旧県立室生高校の校舎(宇陀市)を活用した「室生埋蔵文化財整理収蔵センター」を開設しました。
同研究所が行った遺跡調査で出土した収蔵物の保管のほか研究施設としての活用も検討しているとのこと。
2014年4月3日 奈良新聞
筆者注
考古学研究では、出土した文化財を整理して安全に保管する事が重要です。しかしそのためには多大なスペースが必要となり、各研究機関にとって深刻な問題となっています。一方で少子化などの影響で学校の統廃合が相次ぎ、余剰となった校地・校舎の有効活用が課題となっています。今回は両者のニーズがマッチした形で有意義な活用が図られる事が期待されます。