東大寺(奈良市)は2014年12月16日、来年3月に行われる修二会(お水取り)に参籠する僧侶、練行衆(れんぎょうしゅう)の11名を発表しました。
本年と同様、戒を授ける和上を狹川普文師、法要を統括する大導師は橋村公英師が努め、今年初めて参加する「新入」は北河原公慈師です。
3月1日からの本行に備え、2月20日より「別火」とよばれる前行が行われます。「新入」の僧は他の練行衆より早く15日から別火に入ります。
奈良新聞 2014/12/17
タグ: 東大寺
東大寺(奈良市)では下記により「聖武天皇・光明皇后 御影 並びに 東大寺本坊襖絵 一般公開」を行います。
期日: 2014年4月11日~2014年4月13日
時間: 各日10時~17時(入場は閉門30分前まで)
場所: 東大寺本坊
公開内容
東大寺本坊大広間
聖武天皇・光明皇后御影(2006年 小泉淳作画)
襖絵40面(2010年 小泉淳作画)
銀大香炉(大正天皇ご下賜)
東大寺本坊内天皇殿
聖武天皇坐像(江戸時代)
菩提僊那僧正坐像(2002年)
青龍香炉(せいりゅうこうろ、1980年 帖佐美行作)
白鳳凰華瓶(はくほうおうけびょう、1980年 帖佐美行作)
輿(1914年(大正3))
東大寺本坊校倉(奈良時代・国宝)外構
拝観料: 一般1000円
問合先: 華厳宗大本山東大寺本坊 TEL: 0742-22-5511
大和路アーカイブ – 東大寺本坊公開
あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区)では開館記念特別展「東大寺」を下記により開催します。
会期: 2014年3月22日~5月18日
休館日: 月曜日(祝日を除く)
入場料: 一般 1300円
問合先: 06-4399-9050
展覧会公式サイト
展示概要
聖武天皇が創建して以来、1250年以上我が国の宗教的なシンボルであり続ける奈良市の東大寺、新しい美術館の誕生を祝う初回の特別展は、この東大寺に伝わる仏像などの宝物をとりあげます。
国宝≪誕生釈迦仏立像≫をはじめ、創建当初の姿を伝える宝物、東大寺の伝統を伝える宝物、数度にわたる被災からの再興の歴史を物語る宝物などを精選して展示し、いつの時代も朝廷・幕府から民衆まであらゆる人々とともにあった東大寺の姿を紹介します。
東大寺二月堂では「お水取り」として知られている「修二会」が毎年3月1日から15日まで実施されます。現在、2014年3月1日より執り行われています。修二会は「練行衆」とよばれる11名の僧侶が衆生に代わって十一面観音に日頃の過ちを悔いて許しを請う仏事で、正式には「十一面観音悔過」とよばれます。
「お水取り」は「修二会」でおこなわれる行法(仏事)のうち、12日の深夜(13日の未明)若狭井から水をくみ上げる行事をさします。
期間中に行われる行法の内容や、練行衆の役割分担棟については下記リンク先をご参照ください。
東大寺公式 – 修二会
「こよみの学校」東大寺修二会
(新規記事追加後は http://www.543life.com/campus27.html )
2014年2月24日 奈良新聞
2014年3月1日より東大寺二月堂で行われる修二会(お水取り)に備え、参籠する練行衆らは「別火」と呼ばれる俗世界と離れた合宿生活を行い心身を清めながら法会で使用する様々な道具の準備を行います。
2月23日には法会中の堂内を飾るツバキの造花を準備する「花ごしらえ」が行われました。
造花は木の芯に黄色の紙のしべを巻き、紅白の紙の花びら5枚を貼り付け制作。別火坊の座敷に敷かれたゴザの上で、車座になった練行衆らが慣れた手つきで400個作りました。
完成した色鮮やかな造花はおけの中にぎっしりと詰められ、まるで本当に花が咲いたようです。27日に本物のツバキの枝に取り付けわれて、二月堂に運ばれます。
このほか、南天の実を使った飾りや堂内の明かりとなる灯明の灯心を作る作業も行われています。
2014年2月22日 奈良新聞
2014年2月21日、東大寺二月堂の修二会(お水取り)に参加する練行衆が境内の諸堂を巡拝して行中の無事を祈る「社参(しゃさん)」が行われました。
午後1時過ぎ、和上の普文さんを先頭に練行衆11人が、一列になって身を清める前行を行っている合宿所の別火坊を出発。大仏殿や初代別当の良弁僧正をまつる開山堂など、開創に関わる諸堂を巡りました。途中、平衆(ひらしゅう)と呼ばれる練行衆が4カ所でほら貝を吹き鳴らしました。
二月堂下の湯屋では「試みの湯」があり、参籠(さんろう)の意志を確認する作法を行い、一同で入浴して身を清め、入浴後は二月堂の舞台に上がって聖武天皇陵を遥拝(ようはい)しました。
修二会は2014年3月1日未明より行われます。
東大寺修二会 大導師が試別火入り
東大寺(奈良市)二月堂の修二会(お水取り)は毎年3月1日から半月にわたり行われます。それに先立ち、2014年2月15日に、修二会で大導師を勤める橋村公英師が他の練行衆(れんぎょうしゅう)より一足早く試別火(ころべっか)入りしました。
別火は修二会に参加する僧侶(練行衆)が、本行の前に世間と火を別にして生活し、修二会で使用する造花などの法具の準備や声明の稽古をしながら心身を浄化する前行です。現在は同寺境内にある戒壇院の庫裏が別火坊として使われています。
大導師は修二会の法要全体を統括する役で、初めて勤める人は他の練行衆より5日早く別火坊に入るしきたりになっています。
2014年2月16日 奈良新聞
2014年2月10日 奈良新聞
毎年3月1日より東大寺で開催される修二会に使用される松明などの材料となる竹を奉納する「竹送り」が2014年2月9日に、奈良市雑司町の同寺で行われました。
恒例により50年以上般若寺町から竹が届けられ、10年ほど前からは町内の友人らと「仁伸会」を立ち上げ一般参加もできる形で奉納しています。
「なら瑠璃絵」関連イベントとして三社寺鼎談を下記により開催します。奈良公園を取り囲む三社寺のトップが一堂に会しての鼎談です。各社寺のトップはそれぞれの任期により交代しますので、同じ顔ぶれでの鼎談を聴く事が出来る機会は限られています。
期日: 2014年2月8日(土)
開催時間: 16:00?17:30
会場: 奈良県新公会堂(奈良市・奈良公園内) 能楽ホール
講演者:
◎春日大社 花山院弘匡宮司
◎興福寺 多川俊映貫首
◎東大寺 筒井寛昭別当
参加費: 500円、要事前申込
テーマ: 「大和(やまと)のこころ」
問合先: 奈良県奈良公園室 0742-27-8677
※開催内容が変更になる場合があります。
なら瑠璃絵公式 – イベント情報