邪馬台国の女王卑弥呼の墓とする説もある箸墓古墳(桜井市、3世紀中ごろ~後半)から出土した遺物を一堂に集めた特別展「HASHIHAKA」が桜井市立埋蔵文化財センターで開催されています。
同古墳は日本列島で最初の巨大古墳で、前方後円墳などが築かれた古墳時代の始まりを考える上で最も重要な古墳とされますが、墳丘は陵墓として宮内庁が管理し、立ち入りが禁止されています。
特別展では、宮内庁や県立橿原考古学研究所が所有する遺物が地元に里帰りしています。市教育委員会所有のものも含めて、同古墳関連遺物が揃うは初めてのことで、パネルを含む189点を展示しながら、最新の研究成果を紹介しています。
会期: 2014年1月16日~3月23日
休館日: 毎週月曜日、火曜日、祝日の翌日(祝日の翌日が火曜日の場合は水曜日)
入館料: 一般200円
同展関連イベントとして以下のものが予定されています。
3月1日 箸墓古墳の模型づくりの体験講座、子どもの部は午前10時から、大人の部は午後2時から。各部先着25人、参加費300円。
3月8日 箸墓古墳周辺(墳丘外)を歩きながら検証する遺跡ウオーク(先着30人)。
3月15日 周辺の古墳群を巡る(先着100人)。参加費100円。
3月16日 市民会館でシンポジウム「箸墓再考」、午前9時半開演、先着1200人、参加無料、要資料代。
関連イベントは往復はがきでの申し込みが必要。
問合先: 桜井市立埋蔵文化財センター TEL: 0744-42-6005 桜井市広報(pdf)
2014年1月17日 奈良新聞